これが「ブルーマーブル」か…韓国初の宇宙ロケット「ヌリ号」が撮影
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.27 14:05
韓国の技術で開発された初の韓国型ロケット(KSLV-2)「ヌリ号」が撮影した映像が初めて公開された。ヌリ号1段目・2段目が分離する瞬間と、宇宙から眺めたブルーマーブル(青い玉、地球を表現する言葉)が映っている。
韓国航空宇宙研究院(航宇研)が27日に公開した映像は、ヌリ号の胴体に搭載されたカメラが映像システムを活用して撮影した映像だ。まずヌリ号1段目のロケットが点火してヌリ号が離陸する場面は計4台のカメラが撮影した。ヌリ号の1段目ロケットの外部から地球側を見下ろすように設置したカメラ1台、2段目ロケットの外部・内部からそれぞれの下向きに設置したカメラ2台、そして3段目ロケットの内部に設置したカメラ1台だ。
カメラが撮影した映像を見ると、ヌリ号は離陸4秒前に点火して最大推力に到達した後に離陸する姿を確認できる。点火後に発射台に連結されたアンビリカルタワーから分離する姿も映っている。アンビリカルタワーとはロケットに推進剤・ガス類などを地上で供給する構造物をいう。