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金正恩にすべて計画あったか…石炭で焦る中国を利用した「一石三鳥」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.17 11:34
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は1月の第8回労働党大会で「南朝鮮(韓国)当局は防疫協力、人道主義的協力など非本質的な問題を持ち出して南北関係改善に関心があるような印象を与えている」として韓国を非難した。

新型コロナウイルスにより国境封鎖など過激な防疫措置を取ることにより北朝鮮経済を支えてきた中朝間の貿易も閉ざされて2年目。国の指導者がこうした話をする時は本当に厳しくなかったり、厳しいが別の理由のため外部からの支援は受けられなかったりのふたつにひとつだ。

 
北朝鮮自ら数十万人が死亡した「苦難の行軍」にまで言及したのを見れば前者ではない。後者ならば本当に悪い指導者だ。民生、すなわち国民の人道的必要より政治的必要をより優先するという意味であるためだ。

だがいつでも人道的支援をできるという韓国と米国のジェスチャーを「非本質的」とこき下ろした北朝鮮が実はコメなど救護品目を得るためにあらゆる方法を使っている。最近公開された国連対北朝鮮制裁委員会の専門家パネル報告書で明らかになった事実だ。

結論から要約するならば北朝鮮にはすべて計画があった。▽石炭違法輸出▽人道的品目確保▽公然とした制裁回避という「一石三鳥」だ。北朝鮮から石炭を載せて出発し→中国海域でこれを違法に積み替え(瀬取り)→空の船で中国に入港した後→出港する際は人道的物品を載せて北朝鮮に戻るという新種の手法だ。

パネルが追跡してきた北朝鮮船舶のコサン号を例に挙げよう。コサン号は昨年5月29日に北朝鮮の清津(チョンジン)を出港した。6月3日には済州島(チェジュド)近くで船舶自動識別装置(AIS)の信号を消してしまった。続けて6月7日に中国浙江省寧波の舟山港近くの海域に到着して投錨し、6月18日に北朝鮮産石炭の荷下ろしをしたものと報告した。船舶間で石炭を違法に積み替えたことが疑われる。

コサン号はその後中国・大連港に移動し、7月1日ごろに人道的物品を船積みして再び北朝鮮に向かった。AISの信号はコサン号が大連港へ向かった6月28日に再び付けた。

コサン号の動向は今年も捉えられたが、4月ごろに北朝鮮産石炭を載せたまま舟山港近くの海域にとどまっていた。こうしたスタイルが今年も続いているという点を示唆する。

実際に報告書は加盟国の衛星写真とパネル分析を根拠にこのほかにも「テソン8」「ミンヘ」「テピョン2」など多くの北朝鮮船舶が最近までも同様の方法により中国海域で北朝鮮産石炭を違法に積み替えた後に中国の港に行き人道的物品を載せて北朝鮮に戻るのを繰り返していると指摘した。

こうした手法は、国連安保理決議が制裁違反行為にかかわっていない船舶ならば人道的物品を北朝鮮に積み出すことは禁止しないという点を利用したのだ。石炭の違法積み替えまで成功すれば、その後は空の船が中国に行って人道的物品を積んでくるのは制裁でも防止できないためだ。北朝鮮船舶がこの時から堂々とAISを付けて運航する理由だ。

実際に中国はパネルの関連質問に「該当船舶は空の状態で入港し、肥料、殺虫剤、コメなどを船積みして出港した。中国当局は該当船舶が中国海域で北朝鮮産石炭を密輸したと確認できておらず、空のまま入ってきて人道的物品を船積みした後で出港することを妨げる理由はない」と答えた。

報告書の内容が事実であるならば、北朝鮮産石炭を売り買いする現場が摘発されていない以上、北朝鮮と中国の「完全犯罪」が成立するわけだ。

テソン8号の場合にはこの春だけで2回にわたり石炭を載せたまま中国海域にとどまる姿が衛星写真に捕捉された。他の北朝鮮と北朝鮮関連船舶も近くに集まっていた。違法な石炭積み替えが疑われる現場だった。ところがこの時、テソン8号をはじめとする北朝鮮船舶8隻が集まっている海域を中国海洋警備隊の巡察艦がすぐそばを通過したものと記録された。だが中国側から違法行為を摘発したという報告はなかった。

これは中国が新型コロナウイルス起源調査を主張したオーストラリアに対し、オーストラリア産石炭の輸入禁止という報復措置を取ったこととも無関係ではなさそうだ。これによりむしろ中国国内で石炭不足に苦しめられ、値段が安く質が良い北朝鮮産石炭に対する需要が高まっているためだ。

石炭が必要な中国と人道的物品が必要な北朝鮮の間で互いに利害が合致するため、対オーストラリア報復の「バタフライ効果」でこうした形の取引がさらに拡張された規模に続く可能性が大きいという話だ。

韓国と米国がいくらでも提供するとしているのに、あえてこうした奇抜な方法まで考案して制裁に反しながら中国から限定された量の人道的物品だけ持ってくる北朝鮮の本心はいろいろ考えられる。

いつでも始められる米国との非核化対話で交渉力を向上するための忍耐であるかもしれず、韓米の助けがなくてもまだ耐えられるという自信かもしれない。そこそこの量で満足するつもりはないから大量支援を覚悟しろという見えすいた脅しである可能性もある。

どの場合であれひとつは確実だ。飢えて食糧と薬品不足で苦しむ人民の苦難は北朝鮮指導部の眼中にないという点だ。

労働党創建日である10月10日を迎えて出した講演会演説で金正恩は「国の経済を盛り立て、人民の衣食住問題を解決する上で効果的な5年」と言及した。党の衣食住問題解決の意志という表現が空しく聞こえる。

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    2021.10.17 11:34
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    石炭を違法輸出した後に人道的物品と推定される貨物を載せて北朝鮮に戻ったコサン号の動き。[安保理対北朝鮮制裁委員会専門家パネル報告書]
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