米国の対北朝鮮制裁ベテランがカムバック…成果を急ぐ文政権と緊張も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.18 09:22
新政権発足を3日後に控えたバイデン政権移行委員会が16日(現地時間)、ウェンディ・シャーマン氏を国務副長官に指名するなど、外交安保ラインの人選を追加で発表した。バイデン氏は声明で「国務長官に内定しているアンソニー・ブリンケン氏が率いる多様で技量が優れた我々のチームは、米国が我々の同盟と共にすれば最も強いという私の核心的な信念を実現する」と明らかにした。この日の指名にはシャーマン副長官のほか、ブライアン・マッキオン国務副長官(管理・資源担当)、ボニー・ジェンキンス国務次官(軍縮および国際安保担当)、ビクトリア・ヌーランド国務次官(政務担当)、ウズラ・ゼヤ国務次官(民間安保・民主主義・人権担当)らが含まれた。
ビル・クリントン政権で対北朝鮮調整官を務めたシャーマン氏は2016年、中央日報・米戦略国際問題研究所(CSIS)共同主催フォーラムで「北朝鮮が非核化協議に引き込むには北朝鮮政権の崩壊やクーデターが迫っていると感じるほど過酷な制裁が必要だ」という立場を明らかにした。米国が韓国・日本と共に中国・北朝鮮政権の崩壊に対応すべきという主張もした。