【社説】大統領の「大庄洞徹底捜査」、特検回避用ではないことを願う=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.13 10:11
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨日、大庄洞(テジャンドン)開発不正疑惑に関連して「検察と警察は積極的に協力し、迅速かつ徹底した捜査で実体的真実を早期に糾明するために総力を挙げてほしい」と述べた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀が「重く受け止めて見守っている」と述べてから1週間ぶりに文大統領が直接立場を明らかにした。青瓦台はあわせて李在明(イ・ジェミョン)共に民主党大統領候補の大統領面談要請事実も公開した。
文大統領の発言が本心であることを願う。大庄洞で元住民・入居者が享受するべき部分を民間事業者などが横領して天文学的利益を享受し、この過程で甘い汁を吸っていた者もいたことが次々と明るみになっているからだ。一言で「政治・法曹・地方機関の略奪的腐敗カルテル」(全国教授会)だ。当時城南(ソンナム)市長として許認可権者だった李在明氏には答えるべき質問が山のように増えている。民心も臨界点を越えた。民主党の3回目の選挙人団投票で李在明氏が28.3%で李洛淵(イ・ナギョン)氏(62.37%)に大敗を喫したのがその傍証だ。大庄洞事件以外には説明することができない。