北朝鮮に核技術を伝授した、パキスタン「核開発の父」カーン博士が死亡
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.11 09:13
パキスタンでは「核開発の父」と評価されているが、国際社会では北朝鮮・イラン・リビアなどに関連技術を密売して核拡散の主犯という烙印を押された科学者のアブドゥル・カディール・カーン博士が10日、亡くなった。85歳。
パキスタン国営PTVはカーン博士がこの日肺疾患で亡くなったと報じた。今年8月に新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)陽性診断を受けて軍の病院に入院して数週間前に退院していたが、呼吸困難などで首都イスラマバードのKRL病院に運ばれた翌日に死亡した。パキスタンのアリフ・アルヴィ大統領はツイッターに「核抑止力でパキスタンを救うことに寄与した彼の献身を忘れないだろう」と投稿した。