韓国が輸出準備中なのに…「WHO、スプートニクVの承認審査中断」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.17 08:35
韓国製薬会社が輸出を準備中のロシア製新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチン「スプートニクV」にブレーキがかかった。世界保健機関(WHO)がスプートニクVの緊急使用承認審査を中断したという便りが伝えられながらだ。
15日(現地時間)、モスクワ・タイムズなどロシアメディアによると、WHOはスプートニクVワクチンを生産する1つの工場に対する実態調査の結果、WHOの審査標準に合致しないことが確認されて緊急使用承認手続きを中断した。WHO傘下の汎米保健機構(PAHO、Pan American Health Organization)のJarbas Barbosa副代表はこの日記者団に対して「5月、ロシアで開かれたWHO視察過程で多数の製造法違反事項が摘発され、緊急承認審査が保留された」と話した。PAHOはWHO米国支部の役割を果たしている。
Barbosa氏は「ワクチンメーカーは製品が生産される場所が通常のワクチン生産標準に符合するという点を証明しなければならない」としながら、承認手続き再開のためにはロシアのメーカーが問題を是正してWHOに新しい実態調査を要請しなければなければならないと付け加えた。