ウィズコロナ、昨年海外から入ってきた用語…韓国政府は「段階的日常回復」へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.08 11:45
「ウィズコロナ(with corona、コロナと共に)」は、昨年の夏、初めてメディアに登場した。海外で「live with covid(コロナと共に暮らす)」などと表現していたことに由来し、韓国内では「ウィズコロナ」の形で定着した。新型コロナ事態の初期は「ポストコロナ(post corona、コロナ後)」という用語が広く話題になった。SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)のように短期間で集中的に努力すれば、すぐにコロナの流行が終息するという考えからだ。しかし、事態が長期化し、感染力の強い変異株が続けて登場した。人口の多くがワクチンを打っても集団免疫は不可能という懸念が現実化したことを受け、ポストコロナという用語は消えた。代わりにウィズコロナが定着した。
ウィズコロナという用語の定義は、明確でない。ただ、新型コロナウイルスを撲滅するのは不可能だから、インフルエンザのように共に暮らそう程度で通用している。感染者数ではなく、集中治療や死者数を管理する持続可能な防疫体系への切り替えだ。