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「3人の息子を北に捧げた親を恨み」…26年ドキュメンタリー撮影した在日朝鮮人(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.06 15:13
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◆「母の心にようやく気付いたら、認知症に直面」

「以前は、人前で北朝鮮の息子、孫のことをたくさん自慢する母が素直でないと思った。祖国・首領様のおかげでよく暮らすというけれど、私は内心、『嘘だ。お母さんが小包を送ってお金を送るからお兄さん達がよく暮らしているのに。祖国・首領様は何もしてくれないのに、どうしてそんな風に北朝鮮のプロパガンダのようなことを言うのか』と思っていた」

 
母の告白後、ヤン監督は初めて大阪に難民になって帰ってきた母の立場を思い描いてみた。「非常に複雑だったはずだ。帰ってきた大阪は差別が非常に酷かった。母はプライドが高い人だから熱心に、自分は大丈夫、堂々としている、そんな風に努力したのだと思う。子供の頃から私に『服を清潔にきちんと着れば、日本の人達が威張ってこない』と言って洗濯・アイロンをどれほど懸命にしていたか…」。ヤン監督の目頭が赤くなった。

「希望をかけることができる宗教のように北朝鮮を求めたのだ。他人の前では北朝鮮の良いところだけ言ったが、家では泣いていた。上の兄が躁うつ病だと知って泣き、(北に送られた後、好きだった音楽の勉強を奪われたヤン監督の兄は躁うつ病に苦しみ、2009年に平壌で死亡した)、家族を思って泣いて。私は、そんな母が居心地が悪かったが、日本人の夫はむしろ『お母さんの人生だから、そうするしかない人生があるんだ』と尊重した。私がようやく気付き始めたとき、母の認知症がひどくなった」

母は認知症のため、この世を去った家族がそばにいるような幻想の中で暮らしながら、自分の映画を作るというヤン監督に喜び、早く作るように言った。昨年、脳梗塞で入院してからは、ほとんど目を開けられなくなった。

◆26年間で家族ドキュメンタリー3部作…訪朝禁じられ

「予定していたわけではないが、26年がかかり、3部作になってしまった」。1995年に初めてカメラを持ち、イデオロギーが異なる親を理解するまでかかった年月だ。「なぜ日本名を使わないのか」「なぜコリアンが日本にいるのか」など、在日朝鮮人として生きながら、何度も受けた差別的な質問に対する長い答えでもあった。

在日朝鮮人と北朝鮮問題を、理念を超えて家族の現実として描いた『ディア・ピョンヤン』がサンダンス映画祭審査員特別賞を受賞し、釜山(プサン)国際映画祭などで注目されたことから、ヤン監督は訪朝を禁じられた。「『ディア・ピョンヤン』の後、朝鮮総連からは謝罪文を書いて、もう映画を撮らないと言えば、兄に会えるようにすることもできると言われたが、私がどれほどの覚悟で作品を出しているか分からないんだな、と思った」。ヤン監督は謝罪文ではなく、平壌の姪ソナにフォーカスを当てた『愛しきソナ』を作った。「国の間には複雑な問題が多いが、私は政治家ではないから。そんな政治によって不便になった家族や個人の人生を通して歴史・政治・社会が見えるような作品を作る」と今まで決意してきた。

「ドキュメンタリーを撮る中で、北朝鮮の家族が『なぜこんなことをするのか。私たちが罰を受けたらどうするのか」と包丁を持って私を追いかけてくる夢を何度も見た」というヤン監督だ。「北朝鮮にいる家族の安全も心配だが、北朝鮮を賛美する作品を作りたくない。家族を守ることができるように平均台の上を歩くように、一言、一言慎重にドキュメンタリーを作ってきた」とし「後で北朝鮮の家族が見た時に、『お前はこんな作品のために私たちを利用したのか』とは言われないようにしようという責任感がある」と述べた。

ヤン監督は、ドキュメンタリーを撮りながら自ら守ってきた倫理についてこう語った。「たまにドキュメンタリーを撮って、社会に対して素晴らしい仕事をしているかのように自分の口で言う監督がいるが、恥ずかしく思う。ドキュメンタリーに登場する人々が生涯をかけて到達したその重みのある説得力のある言葉は、私たちがシナリオを書いたのではなく、その人の経験から出たものなのに、私たちは自分の作品として発表する。厚かましい。ドキュメンタリーを撮る人はその自覚があるべきだ。その自覚がなければ、ドキュメンタリーのために人の生活が存在しているように錯覚して、ここで泣くべきだ、もう1回その話をしてみて、もう1回歩いてみて、と言って一瞬にして信頼関係が崩れる」

ヤン監督は次期作にはフィクション映画を構想中だ。「ドイツのナチス、ユダヤ人についての素晴らしい作品が今も多く出ているでしょう。アウシュビッツでどんな虐殺があったのかは、世界の人々が常識として知っているからその次から始めることができる。在日朝鮮人、北送問題、済州島4・3事件問題も映画でもっと多くの人に知らせたいと思っている」

「3人の息子を北に捧げた親を恨み」…26年ドキュメンタリー撮影した在日朝鮮人(1)

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    「3人の息子を北に捧げた親を恨み」…26年ドキュメンタリー撮影した在日朝鮮人(2)

    2021.09.06 15:13
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    ヤン・ヨンヒ監督は「ドキュメンタリーを撮る時は、できるだけ戒めの心とその人(被写体)への敬意を持ち、カメラを受け入れてくれることに対する感謝の気持ちを感じながら大胆かつ非常に繊細に近づかなければならない」とし「演出がもう一度その話をしてみて、もう一度歩いてみて、と言えば信頼関係が崩れる。注文された人は不快なはずだ。私は26年間、家族を撮りながら一度もそう言わなかった」と持論を述べた。
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