【コラム】「天は自ら助くる者を助く」…歴史の教訓を再確認(1)
「我々は我々の関心の程度に合わせて個別国家に対する公約を守らなければいけない。(中略)我々の利益を基準に相対的に順位をつける必要があるということだ。約束が簡単に変わることがあってはならないが、不変性と慣性を混同すべきでない。状況が劇的に変わったり約束を確実に持続できなくなれば、正しい結論を出して、それに基づいて政策を変更しなければいけない」。
南ベトナム政府が崩壊してから10日が経過した1975年5月9日、米国務省の首席補佐官がフォード大統領の国家安全保障補佐官に送った「ベトナムの教訓」という文書の内容だ。同盟または協力関係に合意したとしても状況によっては流動的であるべきという指摘だった。