「初めての生理は夫の家で迎えよ」タリバンはなぜ女性につらく当たるのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.02 10:14
◆女性を人格的存在とみなさない「パシュトゥーンの掟」
シャリーアだけでも十分女性差別的だが、タリバンは更に際立つ。タリバンを構成する部族、パシュトゥーン族の慣習法「パシュトゥーンの掟(パシュトゥーンワーリ―)」のためだ。パシュトゥーンの掟とは、古代から受け継がれてきたパシュトゥーン族の不文律で、一種の社会規範の役割をする。友人をもてなして義理を守り、敵には必ず復讐しなければならないなどの内容が含まれる。これを守らず不足の名誉が失墜されることは、命をかけてでも防がなければならない。パク・ヒョンド教授は「タリバンが米国の爆撃を甘受しつつもオサマ・ビン・ラディンをかくまったのも、友人との義理を守らなければならないというパシュトゥーンの掟」と述べた。