韓国、グーグル・アップルのアプリ内決済にブレーキ…ネイバー・カカオ笑う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.02 09:15
グローバルアプリケーション市場の90%以上を占めるグーグル・アップルがモバイルアプリ開発会社に「インアプリ決済」を強制することを国内法で規制する。先月31日に韓国の国会を通過した「インアプリ決済禁止法」(電気通信事業法改正案)だ。政府が国務会議を経て法案を公布すれば直ちに施行する。こうした法を施行するのは韓国が世界で初めて。
ネイバーやカカオとオンラインゲーム会社はグーグル・アップルへの手数料を支払わずに済む。消費者が有料サービスを決済する際、ネイバーやカカオなどが独自の決済手段を活用できるからだ。その間、グーグルとアップルは手数料引き下げ・延期案を出して世論に対応してきたが、結局、国会の法案通過を防ぐのに失敗した。
韓国モバイル産業協会によると、インアプリ決済手数料率を30%として計算すれば、ネイバー・カカオなどの追加手数料負担は年間約5100億ウォン(約485億円)にのぼるという。ソウル大経営学科のユ・ビョンジュン教授は昨年、韓国インターネット企業協会の討論会で「モバイルコンテンツ産業は毎年10%以上成長する。2025年にはアプリマーケット手数料負担額が5兆3000億ウォンを超える」と主張した。