【コラム】防疫人員が2000人増えれば、10月初めに「ウィズコロナ」可能=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.30 14:04
これからは「ウィズコロナ」〔With Corona、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)との共存〕に進まなければならない。デルタ株により、集団免疫は不可能になり、今のような社会的距離確保に依存した防疫は持続可能でない。多くの国民と専門家がウィズコロナに進むべきだと考えているが、実際に社会的距離確保を解除すれば、感染数が大幅に増えるのではないかと懸念している。しかし、ウィズコロナは防疫の放棄ではなく、新たな防疫戦略だ。私たちは、社会的距離確保以外に、マスク着用などの個人防疫、感染検査と接触者の隔離、感染患者の治療という効果的な武器を持っている。被害は大きく、効果はあまりない社会的距離確保という武器を手放す代わりに、別の武器をより効果的に使おうということだ。ウィズコロナへの移行過程で新型コロナ感染者数が急増すれば、本当に「太く短い」社会的距離確保を行わなければならない場合もある。
ウィズコロナに移行すれば、私たちの生活はどう変わるのだろうか。複数人が集まる室内では依然マスクを外すことはできないが、屋外ではマスクを外すことができる。換気の良い室内空間では、義務的にマスクをしなくてもよくなるだろう。食堂や飲み屋を含む多重利用施設の営業時間の制限は無くなり、4人以上で集まってはならないという制限もなくなるだろう。しかし、接待のある飲み屋のように感染のリスクが高い場所は、ワクチンを接種した人だけが利用できるようになるだろう。フランスとイタリアでは食堂や飲み屋を利用するには、ワクチンを接種した証明があるか、コロナ検査の結果が陰性という証明を提示しなければならない。海外旅行だけでなく、済州島(チェジュド)に行くためにもワクチン接種証明が必要になるかもしれない。