「アフガン事態で優先順位落ちた北朝鮮、関心引くため挑発も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.19 16:04
米国内の専門家が米軍のアフガニスタン撤収と在韓米軍の撤収は「全く違う話」と一線を画しながらも、アフガニスタン事態が韓半島(朝鮮半島)にいくつかの可能性を示唆すると指摘した。特に、国際情勢が複雑になり、米国の関心を引くために北朝鮮が挑発する可能性があるという声も出ている。
米シンクタンク「ナショナル・インタレスト・センター」のハリー・カジアニス氏は18日(現地時間)、ラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し「米軍のアフガニスタン撤収決定が韓国など他の同盟国を緊張させるのは明白だ」とし「バイデン政権がいくつかの対外・対内的問題に直面している状況で、アフガニスタン事態は北朝鮮問題をさらに疎外させるおそれがある」と述べた。続いて「バイデン政権はしばらく対北朝鮮外交より、アフガニスタン事態、中国、新型コロナ対応、経済再建などを政策の優先事案に置くはず」とし「北朝鮮が米国の関心を引くために挑発をしない限り北朝鮮に対する関与はないだろう」と予想した。北朝鮮が韓半島(朝鮮半島)の軍事的緊張を利用した「脅迫外交」レベルで挑発する可能性があるということだ。