韓経:外国人投資家今年28兆ウォン売り越し…為替相場揺れ動く=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.19 09:49
5日から下落を続けていた韓国総合株価指数(KOSPI)が18日に反騰に成功した。前日比0.5%上昇の3158.93で引けた。だが市場の不安感は相変わらずだ。今年に入り過去最大規模に増えた外国人投資家の韓国株売りが止まらなくなっているからだ。半導体のピークアウトの見通しとテーパリングの懸念、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大の「トリプル悪材料」が重なり外国人投資家の投資心理を萎縮させていると分析される。
韓国取引所によると、今年に入り18日までに外国人投資家は有価証券市場で28兆7364億ウォン相当を売り越した。同じ期間基準で過去最大規模だ。世界金融危機当時の2008年の23兆3151億ウォンより規模が大きい。こうした傾向ならば年間基準で2008年に立てた約33兆ウォンの記録を更新する可能性もある。外国人投資家の売り攻勢は9日から7取引日連続で続いている。代表銘柄のサムスン電子は1996年以降で最長期間となる9取引日にわたり反騰に成功できなかった。