【コラム】人道主義危機のアフガン…「難民・貧困・麻薬」の地獄の扉開かれてしまうのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.18 14:19
さらに緊急な課題は拡散する国内避難民(または、失郷民)だ。アフガンでは内部不安と葛藤、タリバンと政府軍の紛争などで多数の国内避難民が発生してきた。UNHCRによると、昨年末までに290万人が住んでいた場所を離れて政府軍が掌握した大都市に避難した。最近地方都市がタリバンの手に移り、首都カブールに避難民が集まった。4月の米軍撤収発表と5月のタリバン攻勢強化以降、40万人の国内避難民が追加で発生した。AP通信など外信によると、カブールは街頭のいたるところに避難民テントが張られるなどカオスの雰囲気だ。
国内避難民は何かあれば国境を接するパキスタン・イラン・タジキスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタンを経て欧州などへ向かう可能性が高い。国際社会がシリアに続く新たな難民流入の衝撃を受ける恐れがある。