【コラム】96%が夫の姓を選択する夫婦同姓、日本の多様性欠如を立証(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.08.14 11:51
東京オリンピック(五輪)の開会式で注目された聖火の最終ランナーは女子テニスの大坂なおみ選手だった。大坂選手はハイチ系米国人の父と日本人の母の間に生まれ、人種差別反対運動に参加したことでよく知られている。彼女が聖火最終ランナーに選ばれたのは多様性を強調するメッセージとみられた。
ところが日本では東京オリンピック(五輪)の開幕前、数人の関係者が多様性を否定する発言で辞任したり解任されるという事態があった。森喜朗元東京オリンピック組織委員会会長は「女性が多い会議は長くなる」という発言をし、海外から多くの批判を受けて辞任した。
開幕の前日にも開会・閉会式ショーディレクターの小林賢太郎氏が解任された。過去にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)をギャグの素材にした映像が公開され、波紋が広がったからだ。日本国内ではそこまで大きな問題にならなかったことも海外の視線で見れば違うという点を知らせたもう一つの事例だ。