【コラム】五輪中継の恥ずかしい肖像、これが本当に文化大国・韓国なのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.13 11:06
◆テコンドー「ノーメダル」韓国が残した遺産
MBCがあまりにも人々を驚かせたせいで、SBS(ソウル放送)の五輪中継は相対的に埋もれてしまったが、小国のマインドを発揮した側面から見る時、それに匹敵するような演出を見せた。東京五輪中継を予告するSBSの広報映像には、アナウンサーが日帝強占期を背景に独立闘士のような姿で登場し、また別の映像には『野人時代』キム・ドゥハン役の俳優まで“召還”された。世界の人々が競って和合する祭典「オリンピック」を広報しようということなのか、でなければ韓日対抗戦を広報しようということなのか。そのうえSBSは開幕式でも開催国日本を当てこするようなコメントを乱発してひんしゅくを買った。これに対して申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使はコリア中央デイリーとのインタビューでこう述べた。「五輪は世界の人々の祭典だ。しかもパンデミックという人類の辛い状況で開かれる行事だが、ただ祝賀するだけではだめなのか」。
だが、東京五輪で韓国が小国マインドで一貫していたわけではない。テコンドーの場合を見てみよう。テコンドーが2000年に五輪正式種目になってから初めて、今大会で韓国は金メダルを一つも獲得できなかった。その代わりに金メダル8個をロシア、クロアチア、セルビア、イタリア、タイ、米国、ウズベキスタンの7カ国が分け合った。これに対して韓国報道機関とネットユーザーは戦力の平準化とメダルの多角化でテコンドーの真のグローバル化が成し遂げられたとクールに評した。