チェルノブイリ・暗殺…韓国放送局MBCの五輪中継字幕、海外でも批判
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.26 07:01
韓国MBC(文化放送)が東京オリンピック(五輪)開幕式の生中継時に、参加国を紹介しながら不適切な写真と紹介文を使い、大きな論争と批判を呼んだ。具体的な内容はソーシャルメディアを通じて伝わり、英紙「ガーディアン」など海外のさまざまなメディアでも扱われた。
MBCは23日の開幕式で、ウクライナ選手団が入場する際、画面の片側にチェルノブイリ発電所の写真を使いながら国家情報を伝えた。チェルノブイリは旧ソ連時代の1986年、原発爆発事故で途方もない人命被害が出た悲劇の現場だ。ソーシャルメディアなどでは視聴者から批判が出た。ロシア出身で韓国に帰化したタレントのイリヤは、ソーシャルメディアを通じて「大韓民国の選手団が入場した時にセウォル号の写真」を入れるようなものだと批判した。
これだけではない。各国選手団が入場した際に、エルサルバドルは同国が最近法定通貨に指定したビットコインのイメージ画像を、ハイチは現地の暴動写真とあわせて「大統領暗殺で政局は霧の中」という紹介文を、マーシャル諸島は「かつて米国の核実験場」という紹介文をつけた。アフガニスタンはケシの運搬写真を、シリアは「10年間続いた内戦」という紹介文を通じて否定的側面を前面に出した。