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【時視各角】「ありがとう佐藤」と「マリン」の違い

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.05 10:15
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私の机の上の記念盾のうち最上部に5個の星が描かれているものがある。10年前の福島原発事故当時に苦楽をともにした他社の東京特派員が作ったものだ。5個の星には意味がある。福島取材過程で私の体の5つの細胞で染色体変異が起きたことを意味する。当時特派員の大部分は染色体変異が数個ずつはあった。一種の放射能被害者となる格好だが、特派員はみんなそれを勲章と感じた。そこで離任記念盾に染色体の変形数だけ星を刻んだ。「おかげで」私は毎年原子力病院で多様な放射能関連精密検査を受ける。最長30年間の追跡観察が必要だという。

福島事故後も東京で4年以上福島など複数の原産地食材を分かたず摂取したという理由で私は原子力病院の良い「サンプル」になった。だが結論から言えば福島産食材は私の体に何の被害も与えなかった。10年間の観察結果だ。福島産食材の安全基準を信じる証拠がまさに私の体だ。

 
そのため今回の東京五輪の「福島弁当」攻防はよりやりにくかった。韓国は五輪選手村近くのホテルに別途の給食支援センターを設けた。多くの食材を韓国から空輸した。これを韓国の多くのメディアが「福島産食べるかも…1日400個の弁当配達作戦」という形で解釈し報道した。すると日本は「ここまでくると侮辱だ」(玄葉元外相)、「福島の思いを踏みにじる言動」(佐藤自民党外交部会会長)と反発した。

事態が大きくなると大韓体育会と韓国メディアの多くが「2008年の北京五輪からそのように運営してきたが日本が鋭敏に反応している」「米国も別途の給食支援センターを用意したが、日本が韓国だけ非難するのは二重のものさし」と逆攻勢をかける。事実だけ見ればどれも正しい言葉だ。

だが核心は別のところにある。韓国は給食支援センターから福島と周辺8県の食材を排除した。他の日本産食材もセシウム測定器で放射能検査をした。韓国が唯一だった。さらにはそうした事実を「自慢」のように全世界に広く知らしめた。大韓体育会は出国前の公式会見ではばかることなくそのように意味を付与した。科学的根拠の提示はなかった。「4+1」年心を砕いて五輪を準備した普通の日本国民はそんな韓国を思い切りが良いとうらやむだろうかか、水を差したと考えるだろうか。残り205カ国の選手たちもそうだ。彼らの国は自国の選手の安全を心配しないのだろうか。選手たちも放射能の心配を全くせずに福島産が含まれた選手村の料理を黙々と食べているのだろうか。ものは言いようだ。「福島の桃はおいしかった。食べ過ぎて太った」という米ソフトボールのエリクソン監督のようにしろという話でもない。給食支援センターが本当に必要だったなら設置した上で、「世界がひとつになる」という五輪精神を考えてでも米国のようにただ「コンディション維持のための献立調節」とクールに話せば良かった。

韓日関係改善が難しい要因のひとつが両国のメディアという点は今回の五輪でも確認された。韓日を問わず相手国に対する枝葉末節の報道、粗探しの報道に流れた。SNSの一部ユーザー、聞いたことも見たこともないお粗末なメディアの記事まで動員して相手国叩きに出た。これほどになれば親日や反日を離れ資質の問題だ。

最後に「福島食材」攻防で起きた「二重のものさし」関連の考えをひとつ。MBCは今回ルーマニアのマリウス・マリン選手がオウンゴールを入れると、「ありがとう、マリン」という字幕を出し世論に袋叩きにされた。しかし2008年の北京五輪での野球韓日戦の試合を思い出してみよう。当時MBCの解説者は打球を逃した外野手佐藤に向かって「ありがとう、佐藤」を連発した。ところが当時はみんな「記憶に残る語録」と絶賛した。嘲弄の表現も日本がその対象になれば「名解説」になる、まさにそういうものを私たちは二重のものさしと呼ばなければならない。

キム・ヒョンギ/巡回特派員



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