【社説】南北連絡チャンネル復旧、関係改善のきっかけに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.28 16:07
昨日、南北直通連絡チャンネルが復旧した。北朝鮮が昨年6月に対北朝鮮ビラ散布を非難し、連絡チャンネルを打ち切って以来13カ月ぶりだ。米バイデン政権が韓半島(朝鮮半島)政策を稼動し始め、文在寅(ムン・ジェイン)政府の任期が残すところ10カ月足らずという微妙な時期だということも注目に値する。
経緯がどうであれ、南北間の直通チャンネルが復旧されたこと自体は肯定的に評価すべきことだ。2019年のハノイ首脳会談が物別れに終わった後、悪化の一途をたどってきた南北関係がUターンポイント、すなわち、新たな反転のモメンタムを苦節の末に見出したともみなすことができる。これをうまく活用し、南北関係が改善するきっかけにすることを期待する。南北首脳間の書信交換が数回行われた結果という点で、文在寅政府が任期内に南北首脳会談を成功させるための布石だという解釈が出ても不思議ではない。