【社説】韓国次期大統領選予備候補の尹錫悦氏、「民乱、120時間勤務」の発言は不適切だった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.22 11:55
検察総長出身である次期大統領選予備候補の尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏が相次いで非難を浴びた。妻と妻の母をめぐる家族関連疑惑で一度論争に巻き込まれて支持率が上下するかと思ったら、候補自身の発言が俎上に上がった。失言が繰り返されれば、候補の斬新性が傷つけられて信頼を失うだろう。
尹氏は最近、論議を呼んでいる3つの発言を相次ぎ吐き出した。20日、メディアとのインタビューで「ゲーム一つを開発するためには一週間に52時間でなく、120時間でも頑張って働いてから、その後に思う存分休むべきだ」としてスタートアップ若者の話を引用した。文在寅(ムン・ジェイン)政府の週52時間制を批判した趣旨は理解できるが、120時間の引用は行き過ぎた。
光州(クァンジュ)を訪問した17日には「光州は経済が発展できず、18年前と同じだ」として涙ぐんだ。光州の民心を得るための発言とみられるが、地域の変化像を度外視して光州だけが不利益を受けてきたような感じを与える誇張された表現だった。20日、大邱(テグ)では昨年新型コロナの初期に与党報道官の「大邱封鎖」の発言を批判した。また、「未熟で狂った話が吐き出されて、大邱市民の喪失感が大きかっただろう」とし、「他の地域だったら、民乱から起きただろうという話が出回るほどだった」と語った。