韓経:「韓国、脱原発あと5年続けば…米国のように組み立てもできない国に」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.20 10:31
15日、原子力発電部品企業「サムホン機械」の慶尚南道(キョンサンナムド)昌原(チャンウォン)工場。2500平方メートル規模の工場内部には停止した重装備だけがぽつんと置かれていた。機械が稼働する音は聞こえなかった。
文在寅(ムン・ジェイン)政権が2017年から推進している脱原発政策の影響で、2018年以降は事実上、原発関連の仕事がなくなった。同社のキム・スンウォン副社長は「もともと原発の部品で足の踏み場もなかったところだが、その工場がこのようになってしまった」と語った。
サムホン機械は船舶の資材を製造しながら最悪の状況は避けている。同社の売上高は2017年の300億ウォンから昨年は180億ウォン(約17億円)に減少した。他の事業がない多くの中小企業は閉鎖した。キム副社長はため息をつきながら話した。「部品と資材だけが消えたのではない。この4年間に原発関連人材も120人から40人に減少した。世界最高の技術力を持つ職人が消えていくのを見ながら何とも言えない気持ちになる」。