紙くずになった東京五輪チケット…430万円使った「スーパーファン」の悲哀
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.19 10:41
不動産事業家の滝島一統さん(45)は最近悔しさのあまりよく眠れないという。23日に開幕する2020東京オリンピック(五輪)が無観客として行われるためだ。「今では(東京五輪の競技を見ようと思って買った)チケットを見るたびに涙が出る」という彼にはどのような事情があるだろうか。CNNは18日、滝島さんのストーリーを紹介した。
滝島さんは過去15年間、五輪の競技を見るために世界各地を訪れた「オリンピックスーパーファン」だ。故郷の東京で開かれる五輪を心待ちにしてきた滝島さんは、五輪チケットをなんと197枚も購入した。約430万円分になる。滝島さんは「信じられないほどの時間と情熱を注ぎ込んで本当にやっとの思いでチケットを手に入れた」と話した。もし通常通り開催されていれば五輪観覧ギネス記録を打ち立てることができる場所だった。だが、もうそのチケットはすべて払い戻しを受けなければならない。