<大統領候補インタビュー>尹錫悦氏「韓米同盟が隙なく強固でこそ、中国も日本も韓国を尊重」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.15 09:32
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長が韓国外交安保の中心軸は米国であるべきだという点を明確にした。また、葛藤イシューであるTHAAD(高高度ミサイル防衛)体系配備については「明らかにわれわれの主権的領域」としながら「水平的対中関係」を強調した。尹氏は14日、ソウル上岩洞(サンアムドン)中央日報社屋で行われたインタビューで「韓国の外交安保は強固な韓米同盟から出発しなければならない点で韓米関係は定数」とし「ところが文在寅(ムン・ジェイン)政府は韓米関係を変数にしてしまった」と主張した。尹氏は「韓米関係には隙間があってはならず、それでこそ中国など他の国々がわれわれを尊重する点を忘れてはいけない」と明らかにした。また「強固な韓米同盟の基本の上に、価値を共有する国家と協力関係を強化しなければならない」とし「このように強固につながった国際的共助と協力の枠組みの中で対中国外交を行ってこそ『水平的対中関係』が可能」とも述べた。
尹氏は「米国バイデン政府は先端技術で中国を圧倒し、その標準を自国中心に引っ張っていくという意志が確固としている」とし「米国に背を向ければグローバルビジネスは成立しにくい状況で、政府が『戦略的明瞭性』で企業をリードしなければならない」とした。
これは米中の間で実益を取るためのいわゆる綱渡り外交の論理としてしばしば登場した「戦略的曖昧性」概念に真っ向から反論したものだ。