韓国、不動産・株式上昇で「資産効果」…ベンツ・ポルシェ在庫なくて売れない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.07 07:51
中堅企業に通う会社員のキムさん(42)は、年初にフォルクスワーゲンの「ジェッタ」を買った。10年前に620万ウォンで買った「アバンテXD」の中古車を処分して買った、生まれて初めての輸入車だった。国産準中型中古車から新型輸入車にジャンプアップしたが、費用負担は大きくなかった。最低限必要なオプションだけ付けた価格は2490万ウォンで国産中型「ソナタ」の新車価格の2547万~3645万ウォンより安かったためだ。キムさんは価格と燃費とも満足している。キムさんのような40代が輸入車市場に進入し、上半期の輸入車販売は過去最高を記録した。年末までに輸入車30万台時代が現実化するものとみられる。
韓国輸入自動車協会(KAIDA)が6日に明らかにしたところによると、上半期に売れた輸入車は14万7757台に達する。それまでの最高だった2018年上半期の14万109台より5%増えた。下半期に新車が多く売れるという点を考慮すれば輸入車30万台時代は時間の問題だ。その上KAIDAの集計には会員企業ではないテスラの販売台数は含まれない。カーイズユー・データ研究所によると、上半期にテスラの登録台数は1万1629台で前年同期より64%増加した。テスラは年末までに最大2万5000台を売ると予想する。これに伴い、韓国市場で輸入車の割合も1~5月基準で過去最高となる20%を記録中だ。