一日コロナ新規感染者1145人…韓国で第4波が始まった(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.07 07:03
変異株ウイルスの拡大も防疫網を脅かしている要因だ。韓国では最近1週間で変異株感染者が325人追加で発生した。このうち既存のウイルスより感染力が2.6倍高いといわれているインド発デルタ株感染者が半分程度を占め、拡大している。保健福祉部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)長官はこの日、「国内のデルタ株患者が2週間前は30人余り増え、1週間前は70人余り増えたが、今週は150人余りが増加して増加幅が毎週2倍ずつ大きくなっている」と懸念した。防疫当局によると、この日まで確認された6月デルタ株検出率(変異株分析件数比変異株ウイルス確認件数)は12.4%だ。
感染者全体のうちデルタ株感染者が占める比率は現在4.5%でまだ微小だが、感染連鎖が遮断されない場合、英国や米国、イスラエルのようにデルタ株が優勢株になる可能性がある。防疫当局は、昨年末以降に1万2703件の遺伝子を分析した結果、現在まで2817件の主要変異株を確認した。このうちアルファ株が2243件、デルタ株が416件、ベータ株が143件、ガンマ株が15件となっている。