주요 기사 바로가기

【グローバルアイ】開門発車、東京五輪

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.25 13:27
0
先週日曜日、東京オリンピック(五輪)選手村をメディアに初公開する行事があった。集合場所に早く到着したが、すでに現場には国内外の取材陣が長い列を作って待っていた。社会的距離の確保などは影も形もなかった。

それぞれしわくちゃになった1枚の紙を手にしていた。「発熱症状なし」をチェックする誓約書だ。嘘の情報を書き込んでも確認するすべもない紙切れだ。受付デスクに行くと、誓約書を入れる紙の箱がよれよれになっていた。自然に湧いてきた考え。「QRコードで処理していたなら、こんなに多くの紙と人員がいなくても簡単にできたのに…」

 
東京五輪はすでにスタートした。海外取材陣が集まった様子を見て五輪を実感した。日本社会も五輪開催は既成事実として受け入れているようだ。「しようがない」という諦念も混ざっている。世論調査の質問項目はいつの間にか「五輪開催に賛成か、反対か」から「無観客でするなら賛成かどうか」にすり替わっていた。調査の結果が全く異なって表れるのは当然だ。

五輪に関する論争は論点が微妙に外れている。選手村の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)対策を見るだけでも分かる。選手村では1万8000人が生活するというのに、コロナ対応施設は診療室2室が付いた仮設の建物診療所がすべて。五輪組織委は選手村の常駐医療スタッフが何人になるのかも明らかにできずにいる。食堂・宿舎に発熱チェック機器がないのみならず、動線管理もできない。感染者が出れば密接接触者が誰なのか、感染者の記憶に依存するしかない。

それでも日本内の論争は「選手村でなぜ酒を許可するのか」に集中した。国民はコロナが拡大するのではないかと心配で酒も売れないでいるというのに、許可を出して選手村発のコロナ拡大が起きたらどうするのかということだ。飲酒が悪いのではなく、飲酒さえできない粗末な防疫行政が問題の本質なのに。

外国選手に対する視線も然りだ。先週入国したウガンダ選手団の中から2人目のコロナ陽性者が報告された。1人目の陽性者が報告されてから3日が過ぎてようやく、飛行機で周辺座席に座った選手8人を密接接触者に指定するなど防疫は後手に回った。ところが外国選手のせいでコロナが一気に広がるのではないのか不安だというニュースが出ている。問題は外国選手ではなく、五輪を開催すると言いながら感染者を判別することも隔離することもできない三流防疫システムなのに。

五輪バスはすでに出発し、日本政府はひとまず走りながら対策を用意していくという方針だ。東京工業大学の中島岳志教授は「1964年の東京オリンピックが日本の発展の象徴だとすると、今回の東京オリンピックは日本の衰退の象徴となるのでしょうね」と突いた。耳の痛い指摘だ。開門発車は危険だ。

ユン・ソルヨン/東京特派員

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    포토뷰어

    【グローバルアイ】開門発車、東京五輪

    2021.06.25 13:27
    뉴스 메뉴 보기
    【グローバルアイ】開門発車、東京五輪
    TOP