北朝鮮「無意味な接触しない」…米国の条件のない対話提案を一蹴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.24 07:50
北朝鮮が2日連続で米国との対話の可能性を一蹴した。米国が「前提条件なしで会おう」と手を差し伸べたが「誤った期待」と反応したのに続き、「無意味な接触」として確実に線を引いた。韓米が北朝鮮に向かって掲げた「条件のない対話」と「ワーキンググループ終了」などのカードが無意味な物になったとの評価が出ている。
北朝鮮の李善権(イ・ソングォン)外相は23日夜に談話を出し、「われわれは、惜しい時間を失う無意味な米国とのいかなる接触と可能性についても考えていない」と明らかにした。これに先立ち21日に米国務省のソン・キム対北朝鮮特別代表が韓米、韓日米の6カ国協議首席代表協議で北朝鮮に向け「いつどこでも条件なしに会おう。米国の対話提案に対する肯定的な返事を望む」と話したことに対する反応だ。
李外相はまた「外務省は、党中央委員会の副部長が米国の早まった評価と憶測と期待を一蹴する明確な談話を発表したことを歓迎する」。と明らかにした。前日の22日に金与正(キム・ヨジョン)副部長が米国に向け「自ら誤って持つ期待は、自身をさらなる失望に陥れるであろう」という談話を発表したことに対し説明に出たものだ。外相が労働党副部長の談話を再度確認したのは異例と評価される。北朝鮮の党と政府が声をそろえて「望むものを達成できるという前提がなければ米朝対話には出ない」という立場を強調した格好だ。