韓米はなぜ「日本」を登場させたのか…いつもと違う6・25共同発表文
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.06.25 07:15
韓米軍当局が韓国戦争(朝鮮戦争)70周年を迎えて発表した共同発表文で、韓日米の多国間安保協力を強調した。韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了の有無が依然として霧の中でさまよっている状況で、韓日間の協力を引き出そうとする米側の立場が反映されたものと分析される。
25日、韓米軍当局は共同発表文を通じて「韓国戦争勃発70周年を共に記念しようと思う」とし「鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官とマーク・エスパー米国防長官が韓米日および多国間安保協力を通じて、北東アジアの平和と安保を維持するための韓米領域内戦略のシナジー創出を持続的に模索していく」と明らかにした。「両長官がルールを基盤とした国際秩序、そして航行と飛行の自由を含めた国際ルールと規範遵守の重要性を確認した」という部分でだ。
共同発表文には「両長官が複雑な汎世界および領域内の安保変化の中で、共助を増進していく必要性に同意し、幅広い分野の懸案に対する協調と協力を強化していくことにした」という内容も含まれている。外交界からは、韓国戦争70周年韓米共同発表文に日本を含む3カ国について言及している点がいつもと違うという話が出ている。昨年8月、日本がホワイトリスト(輸出審査優待国)から韓国を除外し、韓国がGSOMIA終了カードで対抗しながら、現在に至るまで衝突様相の韓日関係を念頭に置いて、米側が該当の文面を含めたのではないかということだ。