ソン・キム氏、金正恩「対話」言及に前向き 「条件をつけずに会おう…肯定的な回答を期待」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.22 08:06
「対話にも、対決にもすべて準備ができている」という北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の発言(6月17日党中央委全員会議)に対して、訪韓した米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表が21日、「われわれもまた、どちらに対しても準備ができている」と答えた。だが「対決」と「対話」のうち朝鮮半島情勢の安定的管理を強調した金委員長のように、キム代表も「いつ、どこででも前提条件をつけずに会おう」と言及し、ひとまず「対話」に傍点をつけた。米国新政権発足後、懸念された核・ミサイル試験発射など北朝鮮の戦略的挑発の可能性よりも最初の交渉のための両側の模索が本格化したのではないかという評価が出ている。
事実上、ジョー・バイデン大統領の対北メッセンジャーとして訪韓したソン・キム代表。キム代表はこの日、韓日米の北核交渉首席代表と相次いで協議を行った。韓米→韓日米→韓日→日米の順だった。キム代表は韓国側の代表である外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長と会談して対話と関与を強調した。キム代表は「金委員長が対話と対決のすべてに言及したことに注目し、われわれもまた、どちらに対しても準備ができている」と話した。