抗体形成、ファイザーがシノバックより優秀…香港大が調査
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.21 14:35
ファイザー製新型コロナワクチンの接種者からシノバック製ワクチン接種者より相当高い水準の抗体が発見されたという研究結果が出てきた。ファイザー製ワクチンは米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した。一方のシノバック製ワクチンは中国産ワクチンだ。
サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は20日、香港大の研究陣が香港政府の依頼を受けて新型コロナワクチン接種者1000人を相手に抗体を調査したところ、こうした結果が得られたと報じた。香港ではファイザーとシノバックのワクチンから選択して接種できる。
その間、中国シノバック製ワクチンの効能をめぐる論議が続いてきた。臨床試験でシノバック製ワクチンの効能はファイザー製ワクチンよりも落ち、チリなど一部のシノバック製ワクチン接種国で高い接種率にもかかわらず感染者がむしろ増えたり減らない現象が表れているからだ。今回、実際にファイザー製ワクチン接種者より抗体保有量が落ちるという研究結果が出てきた。