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ますます大胆になる制裁違反…「北、中国を通じてタンカー3隻購入」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2021.06.03 16:09 Googleで中央日報を読み逃さない
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北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁を避けて一昨年からタンカー3隻を購入していたという研究報告書が公表された。3隻はともに中国仲介業者を経て引き渡されたが、このうち2隻はかつて韓国企業の所有だったことが確認され、制裁違反の懸念が提起されている。

米戦略国際問題研究所(CSIS)傘下のアジア海洋透明性イニシアチブ(AMTI)は1日(現地時間)、「北朝鮮は制裁にもかかわらずタンカーを調達している」と題する報告書を公開した。

 
報告書や国際海事機関(IMO)ホームページによると、昨年10月「シンピョン5号(Sin Phyong 5)」というタンカーが北朝鮮船舶として登録された。この船舶はかつて釜山(プサン)に位置した韓国船会社の所有だったが、2019年7月27日に韓国から中国北東沿岸の王家湾に移動した。

シンピョン5号は、現在平壌(ピョンヤン)にあるミョンリュ貿易(Myongryu Trading)の所有になっている。米財務省と国連安保理北朝鮮制裁委員会の専門家パネルは、ミョンリュ貿易が所有している別の船舶である「ミョンリュ1号(Myong Ru 1)」が油類の密貿易に加担していた情況を確認した。ミョンリュ貿易がシンピョン5号を購入したのもやはり同じ目的で使おうとしているかもしれないという指摘が出ている理由だ。

2019年11月に北朝鮮所有となった「クァンチョン2号(Kwang Chon 2)」もかつて韓国船会社が所有する船舶だった。「クァンチョン2号」は、北朝鮮南浦港(ナムポハン)で10回にわたって油類を積み出していたことが確認されている。

昨年北朝鮮が追加で購入した「ウォルボンサン(Wol Bong San)」はかつて香港にある企業が所有する船舶だった。「ウォルボンサン」もまた、国連安保理専門家パネルの調査の結果、南浦港に移されていることが確認された。また、2017年から2020年まで北朝鮮の船舶間の瀬取り場所としてしばしば使われてきた中国舟山湾の東側地域を何度も行き来していた記録も確認された。

これに先立ち2017年12月、国連安保理決議2397号は北朝鮮が搬入できる精製油を年間合計50万バレルに制限した。また国連加盟国が北朝鮮に精製油を提供する場合、量を報告するようにしている。

また、2016年11月に採択された国連安保理2321号は北朝鮮に新規船舶を販売あるいは供給・移転する行為そのものを禁止している。北朝鮮はタンカー3隻を調達することができたこと自体が制裁回避行為ということだ。

特にこの3隻のうち2隻は当初韓国所有だったことから、これら船会社が制裁を違反していなかったか調査を受ける可能性もある。販売する船舶の所有権が最終的に北朝鮮に渡るかもしれないことを事前に認知していたとすれば、韓国船会社や仲介人も制裁を違反していた可能性がある。報告書を作成したレオ・バン研究員は「中国で活動する船舶購入者は明らかに国連制裁を違反しており、(彼らに船を売った)韓国の仲介業者などもあわせて制裁を違反したとみるかどうかは、業者が中国側に対する実態調査作業をどのように進めたかにかかっている」と分析した。

一方、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)放送は2日の報道で、北朝鮮が南浦港に新たな油類荷役施設を建設しているが、既存の施設に出入りするタンカーは今年に入って2隻にとどまるなど、事実上タンカーの往来はほぼ途絶えていると分析した。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態による外貨枯渇と国際社会の制裁で油類の搬入が難しくなった状況でも、北朝鮮が中国を通じてタンカーを調達するなどでして制裁を避けているという懸念が出ている。

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