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スタジオジブリが宮崎吾朗監督の新作『アーヤと魔女』でフル3DCGに初挑戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.03 10:17
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「おそらくこの映画が完成するまでは、3DCG(コンピュータグラフィック)アニメに対してスタジオジブリの皆さんもそこまでピンときていなかったと思います。2Dアニメだけをやってきたので、どのような形で完成するのか感覚がつかめなかったからです。でも完成後多くの人たちが呼応し、宮崎駿監督も面白いと評価してくれました」

10日に韓国で公開されるアニメ映画『アーヤと魔女』で、スタジオジブリ初のフル(Full)3DCGアニメに挑戦した宮崎吾朗監督(54)の言葉だ。宮崎吾朗監督の父親であり『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』『もののけ姫』などを世に送り出してきた世界的巨匠の宮崎駿監督特有の想像力と手書きタッチの2Dで日本アニメを牽引してきたジブリとしては大きなチャレンジだ。ジブリが『思い出のマーニー』以降、6年ぶりに公開した新作でもある。

 
『アーヤと魔女』は、ジブリとしては昨年初めてカンヌ映画祭公式選定作品に含まれたものの、日本では新型コロナウイルス(新型肺炎)によって劇場公開なく昨年12月にNHKを通じて放映された作品だ。宮崎吾朗監督は2014年にNHKスタジオが製作したTVアニメ『山賊のむすめローニャ』を通じて3DCG作業を経験したことがある。2日、オンラインインタビューを通じて宮崎吾朗監督は「ジブリも保守的な面と革新的な面をどちらも持ち合わせている。ジブリも3DCGアニメができるのではないかという挑戦の意義が一番大きい」と強調した。

今回の作品はジブリの代表作『ハウルの動く城』の原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説『Earwig and the Witch』を原作としている。孤児院の10歳のおてんば少女アーヤが、ある日気難しい魔女ベラ、魔術師マンドレークに引き取られ、その後遭遇する冒険を描いた。どんな相手でも魅了する才能を持って生まれたアーヤは、しゃべる猫や壁と壁の間の魔法の部屋など秘密にあふれる家で魔女になるため孤軍奮闘する。宮崎駿監督が小説に惚れ込み、5回の精読の後にアニメ化を企画し、息子に演出をすすめた。『千と千尋の神隠し』『魔女の宅急便』『紅の豚』などを共にした鈴木敏夫氏がプロデューサーを務めた。

宮崎吾朗監督は「アーヤは典型的な優しい子どもではなく、人を操って自分の思い通りにしようとする力がある」としながら、高齢化した日本社会で自分が思い描くような生活を送ることができない若い世代の苦しみに言及した。「社会に出た若者たちが、多くの高齢者を背負わないといけない難しい時期」とし「この作品にも幼いアーヤが魔女の家で暮らすことになり、大人2人を一人で相手するという似たような状況になる。そのような状況で、自分が望むものがあれば、大人を操ってでもそれを手に入れることができる、そんな力を備えてほしいと思った」と語った。

劇中、魔界ロックグループ「EARWIG」を通じて1960~1970年代の英国ロックの音楽感性を吹き込んだOSTもパワフルだ。韓国語吹き替え版ではバンド「紫雨林(ジャウリム)」のボーカル、キム・ユナがアーヤの母親の声優を担当するとともに韓国語バージョンのOSTに参加した。

髪の毛1本1本まで描く繊細なハリウッドアニメに親しんでいる観客にとっては、プラスチック人形のように具現されたビジュアルがやや柔らかさに欠けるように感じられるかもしれない。また、魔女の家に引き取られたアーヤが大きな苦難もなく適応し、エンディングもオープンな結末で、どこかシリーズの1作目のような印象も受ける。公開後の批評サイト「Rotten Tomatoes」の新鮮度は観客68%、評壇32%にとどまったのは監督としてはやや痛い。もともと建築分野に身を置いていた宮崎吾朗監督はジブリ後継者として注目されて『ゲド戦記』(2006)でアニメ監督としてデビューしたが、原作を傷つけたと酷評された。

今回の作品の課題として「充分ではなかった製作システムの改善」を挙げた宮崎吾朗監督は「私は3DCGを作っていくと思うが、父は現在2Dアニメの作業中だ。3Dでも2Dでもジブリ精神は息づいている」と話した。

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    スタジオジブリが宮崎吾朗監督の新作『アーヤと魔女』でフル3DCGに初挑戦

    2021.06.03 10:17
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    スタジオジブリの新作『アーヤと魔女』で主人公のおてんば少女アーヤ(中央)は、大人たちの心を賢く操る。[写真 Little Big Pictures、デウォンメディア]
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