なだめる米国・呼応した韓国・持ちこたえる日本…道のりが遠い韓日米首脳会談(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.03 07:05
バイデン行政府発足以降にも韓日両国をめぐる悪材料は続いた。1月、日本政府が慰安婦被害者に賠償することを求めた韓国裁判所の判決が言い渡され、4月には日本政府が福島原発汚染水の海洋放流を決めて葛藤が激化した。最近では、日本政府が東京オリンピック(五輪)のホームページに独島(ドクト、日本名・竹島)を日本の領土のように表示し、外交部・文化体育観光部・大韓体育会などが強く抗議した。
対立が深化しつつある中、日本は韓日関係改善の前提条件として慰安婦・強制徴用問題に関連した韓国の解決法の提示を要求している。その背景には、韓国政府が過去史問題を解決するための対内外的な努力をせず、事実上放置する間に日本側の賠償責任を決めた裁判所判決が相次ぎ出る状況に至ったことに対する不満がある。