【社説】韓米同盟の強化を再確認した首脳会談、実践につなげるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.24 14:42
期待と懸念の中で開かれた韓米首脳会談が幕を下ろした。今回の会談の最も大きな意味は、米中覇権競争の激化の中で韓米同盟の結束を確認し、両国が共通で目指すべき価値を明確にしたという点にある。7枚分量の共同声明には韓米同盟の領域を軍事・安全保障同盟から経済・技術同盟に広げ、価値同盟をさらに明確にする表現が入っている。特に台湾問題に言及したことや、インド太平洋戦略とクアッド(日米豪印)に対する共同認識が含まれたのは、文在寅(ムン・ジェイン)政権としては悩んだ末の選択と解釈される。
文在寅政権の親中偏向や米中競争の中で見せたあいまいな態度によって生じた米国の不信感と懸念を解消するのに役に立つと期待する。任期末ではあるが韓米同盟の土台を固めることにしたのは幸いであり、評価できる。