<韓米首脳会談>ミサイル射程距離「足かせ」外れる 北京も射程圏に…米国、中国牽制の布石
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.05.22 11:14
韓米首脳が21日(現地時間)にミサイル指針解除と原子力産業協力で意見が一致したのは、今後の両国関係の発展に少なからず影響を及ぼすというのが、両国外交関係者の共通した見方だ。特に今回の首脳会談の主な議題だった北朝鮮の核問題、コロナワクチン、半導体など経済協力のほか、新しい次元のイシューが追加されたという点で注目を引く。
韓米ミサイル指針は朴正熙(パク・ジョンヒ)政権当時の1979年、韓国が米国からミサイル技術を受ける条件として設けられた。当時の条件は射程距離180キロ・弾頭重量500キロだった。その後、韓米ミサイル指針は金大中(キム・デジュン)政権の2001年、李明博(イ・ミョンバク)政権の2012年、文在寅(ムン・ジェイン)政権の2017年と2020年の計4回にわたり改定された。