韓国「ＡＺワクチン接種者約５００人対象に異なる種類のワクチン接種を臨床試験」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.20 17:13
韓国政府が新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）ワクチンについて、1次と２次で異なる種類を打つ「交差接種」関連の臨床試験を行う。アストラゼネカ（ＡＺ）社製のワクチンの１次接種者が対象で、２次接種時に他のワクチンを接種する形で行われる見通しだ。
イ・ユギョン中央防疫対策本部ワクチン接種分析チーム長は２０日の定例記者会見で、「国立保健研究院で国内のアストラゼネカワクチン接種者に対しファイザーワクチンなどの交差接種の臨床研究を進める予定」と発表した。
イチーム長は「研究は、予防接種の安全性と効果を高めるための方策を模索するための基礎資料として用いられる予定」とし「ワクチン許可状況によって流動的だが、４００～５００人程度を（対象に）計画している」と説明した。
イチーム長によると、最近、英国、イタリア、ロシア、中国などでも交差接種に関する臨床試験が進められている。イチーム長は、「（国内の臨床試験について）具体的な時期を言う段階ではない」とし「多様な年齢層を十分に含むようにしたい」と付け加えた。