インフレ刺激する過剰な流動性継続…3月の市中通貨量39兆ウォン↑=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.13 17:23
過剰な流動性が続いている。2月に過去最大に増えた市中通貨量が3月も大きく拡大したことが分かった。家計と企業、その他金融機関などすべての経済主体別通貨量が増えた。特に、一部企業の公募株申込日程に基づき、証券会社等の通貨量が増えた点が目立った。市中に出回るお金が増え、インフレ(物価上昇)をさらに刺激しかねないという懸念も高まっている。
韓国銀行が13日に発表した「2021年3月中通貨および流動性」によると、3月に市中通貨量(M2)は、前月比1.2%(38兆7000億ウォン、約3兆7539億円)増の3313兆1000億ウォンを記録した。前年同月比基準では11%(330兆3000億ウォン)増え、2009年3月(11.1%)以来、12年間で最も大幅に増加した。2月、M2は前月より1.3%(41兆8000億ウォン)増え、2カ月連続で過去最大の増加幅を記録した。