【社説】自画自賛で一貫した韓国政府の経済報告書
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.10 12:06
企画財政部が7日まとめた一種の自家診断書である「文在寅政府4周年 その間の経済政策推進成果および課題」をみると、この上にない「太平聖代」だ。韓国企業は政府の規制撤廃でいつよりも経営環境が改善され、国民も高まった所得に支出負担は低くなり、いつよりも質の高い暮らしを営んでいる。実にこのような世の中で生きているのなら良いが、政府の状況認識と国民の目の高さがあまりにもかけ離れて当惑するほどだ。
報告書はマクロ経済・革新成長・包容成長という3大軸で10つの成果をあげたと誇る。成長は鈍化して分配は悪化する状況だったが、文在寅政府が所得主導成長と革新成長の構築に注力したおかげで急速に強い経済回復とともに家計所得は増え、企業には革新の雰囲気が作られるなど改善が始まったと評価する。