3つの問題に直面、韓半島は「春」でなく「危機」に向かうのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.03 15:48
任期末の南北関係改善を通じた韓半島(朝鮮半島)平和プロセスの進展を目標とする韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が3つの峠を目の前にしている。
板門店(パンムンジョム)宣言(4・27宣言)3周年の前後に李仁栄(イ・インヨン)統一部長官が粘り強く北朝鮮に対話を提案したが、北朝鮮はむしろ一部の脱北者の対北朝鮮ビラ発送と米国の対北朝鮮政策に反発し、韓国と米国を同時に非難しながら対抗する姿だ。
特に北朝鮮は3日、韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」を動員し、韓国社会で出版された故金日成(キム・イルソン)主席の回顧録『世紀とともに』をめぐる論争を問題にした。わが民族同士は「最近、南朝鮮で『世紀とともに』が出版されて波紋を呼んでいる」とし「常識を超越する異常な事態が生じている」と指摘した。