イスラエル諜報機関モサド、ワクチン確保秘密作戦…中国産も入手して研究
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.29 14:49
昨年10月、イスラエルの報道に接した中国人は驚いた。イスラエルの海外情報・工作機関モサドが中国で開発中だった新型コロナワクチンを密かに自国に持ち帰ったという内容だった。エルサレムポストやチャンネル12など現地メディアは複数の政府筋の確認を経てこれを報じた。
当時、世界各国は激しいワクチン開発・獲得競争を見せ、情報機関は開発進捗状況を注視していた。中国は臨床試験中であり、ワクチンを市中に出していなかった。イスラエルもワクチン開発に取り組み、臨床試験を控えていた。当時、現地メディアは新型コロナが始まった中国で開発中のワクチンを一種の「参照用」として持ち帰ったと推定した。モサドがこれを入手した経緯は依然としてベールに包まれている。