「ワクチン、急ぐ必要ない」と主張してきた国立がんセンター教授の抜てきに韓国医療界の懸念拡大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.19 10:23
青瓦台(チョンワデ、大統領府)に新設された防疫企画官の席に国立がんセンターの奇牡丹(キ・モラン)教授を抜てきしたことを受け、医療界と政府内外で期待と懸念の声が分かれている。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流行が続いてワクチン供給難が深刻な中で、青瓦台に専門的識見を加えるという肯定的な見方もある。
だが、チョン・ウンギョン疾病管理庁長の力を抜く「屋上屋を架す人事」という批判の声が上がる。青瓦台防疫企画官は防疫政策とワクチン接種業務を総括する。奇氏は予防医学専門家だ。政府の新型肺炎防疫諮問機構である生活防疫委員会委員で活動してきた。2月生活防疫(0段階)と1・2・3段階で構成された新しい距離の確保システムの草案を提案した。