【コラム】また登場した「積弊、親日派」フレーム=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.05.14 11:39
与党側「共に市民党」の比例代表で当選した尹美香(ユン・ミヒャン)前正義記憶連帯理事長が、国会に入る前から厳しい状況を迎えている。尹美香氏は戦争性的奴隷制の問題点を世界に知らせるのに大きな役割をした。
30年間ほど現場で苦労してきた彼女が汝矣島(ヨイド、国会)に進む道は順調に見えた。しかし彼女と同苦同楽した李容洙(イ・ヨンス)さんが予期せぬ発言をした。李さんの狙撃は響いた。
尹氏は12日、自身と家族、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」に対する疑惑の提起に「6カ月間にわたり暴き立てられたチョ・グク前法務長官を思い出す」と言った。そして「未来統合党と親日メディア親日学者に堂々と対抗する」と強調した。田麗玉(チョン・ヨオク)元議員は「女子チョ・グクが登場した」と皮肉った。「女子チョ・グク」という言葉に100%同意するわけではないが、尹氏がチョ前長官に言及した時、昨年の混乱状況が思い浮かんだ。自身を攻撃する人たちに「積弊・親日」のフレームをかぶせて支持者を結集させ、国を分裂させて対決に向かわせた姿だ。