台湾学者「体面を前に出す中国外交、清の末期と似ている…危機直面も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.07 14:50
先月のアラスカでの米中会談で激しい言い争いになると、中国当局はこれを清国が列強と「辛丑条約」を締結した当時と比較した。中国は120年前のように列強に劣勢の存在でなく堂々と対抗できる存在になったとし、民族主義を強めた。しかしこうした「体面重視」外交が民族主義に火をつけ、国家の尊厳を国家の利益より優先視し、清朝末期の悲劇をまた招くかもしれないという警告も出ている。
台湾国防大の中国軍事研究所の馬振坤所長は6日、国際政治・経済研究シンクタンク遠景基金会(Prospent Foundation)が台北で開催した座談会「米国官僚のアジア・欧州歴訪の含意:台湾の観点」でこのように指摘したと、台湾中央通信社が報じた。