【コラム】韓日米の協調案…非核化と分離した南北関係改善は北核をあおる失策に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.07 11:55
韓日米3カ国の安全保障担当高官が2日、米海軍兵学校で会い、北朝鮮の核問題解決に向けた協調について議論した。米国のバイデン政権が北朝鮮政策検討作業を終える段階で、同盟国の韓国と日本の意見を聴くために設けられた席ということができる。
2018-19年にシンガポール、ハノイ、板門店(パンムンジョム)で米朝、南北、南北米の首脳会談が実現し、北朝鮮の非核化に対する期待が大きく高まった当時、対北朝鮮政策の協調の中心軸は韓米だった。しかしトランプ前大統領は慰安婦合意、韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題などで韓日関係が悪化の一途をたどっても、これを放置して自らの方法で北朝鮮の核問題を扱い、大きな収穫なく終わった。バイデン政権の発足をきっかけに韓日米の安保協力が強調され、北朝鮮の核問題が韓日米3カ国を媒介に扱われる見通しだ。ここには昨年末から韓日関係改善の意思を表明し始めた文在寅(ムン・ジェイン)政権の態度の変化もあった。