【コラム】シベリアに突然できた噴火口…温暖化「時限爆弾」が姿を現した(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.06 14:12
先月24~25日、ドイツ・ハンブルク大学土壌科学研究所は「シベリア永久凍土層と気候変動」を主題にオンライン国際シンポジウムを開いた。シンポジウムでロシア科学院のセルゲイ・ジモフ研究員は「2002~2019年衛星データを分析して7~9月のメタン濃度地図を作った」とし「9月には永久凍土層分布地域の半分でメタン濃度が地球の平均濃度より5~15ppb高かった」と強調した。広範囲の地域でメタンが漏れ出ているという意味だ。
ジモフ研究員は特に「地球温暖化が今と同じ傾向のまま続くなら、永久凍土層から排出される温室ガスが人為的な排出量を上回るようになるかもしれない」と強調した。