中国で今年洪水が深刻な理由…放流のためダム爆破も
ⓒ 中央日報日本語版2020.07.20 15:47
中国は南部の長江流域を中心に1カ月以上も続いた豪雨と洪水のため人命・財産被害が増え、ついには安徽省当局が増えた水を放流するためジョ河のダムを爆破するほどになった。
香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)などは19日、今年の洪水の直接的な原因は北西太平洋上空の亜熱帯性高気圧と長江流域の冷たい空気がぶつかって持続的に豪雨をもたらしたためだと、専門家の発言を引用して報道した。
専門家らは今年の洪水の原因として地球温暖化による気候変動を挙げた。1961年から2018年まで「極度に深刻な降雨」、すなわち豪雨の発生頻度が高まる傾向を表したが、この60年間、年間の豪雨日数は10年ごとに平均3.9%ずつ増えている。特に地球温暖化問題が深刻になった1990年代半ばからは豪雨の発生頻度が急激に高まった。