ワクチン確保に差し迫った韓国、一歩遅れて総動員令…政府をあげてTFチーム構成
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.02 07:07
世界各国が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)危機の克服のために「自国優先主義」を前面に出してワクチン確保競争が深刻化すると、韓国政府が一歩遅れてワクチン導入のための総動員令を下した。
政府は1日「新型肺炎ワクチンの予防接種が支障なく進められるためにはワクチンの需給が何より重要だという点を念頭に置いて関係部署合同で『汎政府ワクチン導入TF(タスクフォース)チーム』を本格稼動する」と明らかにした。TFチーム長は権徳チョル(クォン・ドクチョル)保健福祉部長官が務める。ワクチン導入総括(福祉部)、実務支援(疾病管理庁)、迅速許可・出荷承認(食品医薬品安全処)、原料の需給支援(産業通商資源部)、国際協力支援(外交部)など5つの分野に構成され、関係部署処・庁長と次官が参加する。権長官はこの日、TFの最初の会議で「全世界的にワクチン確保競争が深刻化している」とし、「新型肺炎ワクチンの需給が安定的に持続できるように政府をあげてすべての力を動員する計画」と明らかにした。その間、ワクチン契約から接種まですべての業務が疾病庁に任せられたが、今回のTF構成により疾病庁のワクチン導入業務が保健福祉部に移管された。