【リセットコリア】米中の片方だけ選択しないようにするなら精巧な外交戦略立てなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.01 11:38
最近中国は西側中心の世界とは違った世界を構築しようとする動きを見せる。内需中心成長で自活力を育て、アジア・アフリカ・中南米で中国を追従する国々を糾合して自国主導の世界を構築しようとする。人民元を基軸通貨にし、西側に依存しないバリューチェーン体系を構築し、別途の技術標準を確立し、独自の情報ネットワークと衛星航法システム(GPS)を作動させようとする。
数年前だけでも中国の支配的外交論は新型大国関係だった。既存の覇権国と新興の挑戦国が衝突する過去のパターンが必然的に繰り返される理由はないという論理だ。中国が最近掲げている運命共同体論はひとつの統合された世界を指向する。しかし覇権主義と一方主義に反対し、多国間・公正・開放・包容を強調する本心は米国主導の世界秩序に対する二者択一の秩序を提示しようとするものだ。最近米中外交高位級会談で押されまいとして対立点を立てたのが代表的だ。中国の戦略は米国の反中攻勢に勝ち米中関係の安定的管理より世界秩序競争に出るということだ。