車載半導体需給非常事態…現代車も来月は分からない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.26 09:37
世界の車載半導体の供給不足事態が長期化し、現代(ヒュンダイ)・起亜(キア)はもちろん、協力会社も非常事態となった。現代車・起亜は、半導体需給状況を週単位でチェックし、在庫管理を大幅に強化し、協力会社はブラックマーケット(短期で在庫取引する市場)までくまなく捜し、市場価格の5~6倍を払って半導体を確保している。
25日、自動車業界のある関係者は「現代モービスの購買担当役員が今月、欧州出張から帰った後、2週間の隔離中」と伝えた。また、「その役員は、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のリスクを甘受し、車載半導体を作るメーカーの本社があるオランダやドイツなどに行ってきたと聞いている」と述べた。業界では最近、「モービスの従業員が車載半導体市場シェア1・2位のインフィニオン(ドイツ)・NXP(オランダ)本社を訪問して泣訴したり、工場の前でやみくもに待機したりしている」と噂されている。現代車の関係者も「世界の完成車メーカーが半導体入手戦争を繰り広げている」とし、「現地に行ったからと言って十分な数量が生じるわけではないが、我々は何もせずに待ってばかりはいられない状況」と述べた。